SPbyMDとは

自殺予防団体-SPbyMD-は、幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくることで、北海道の自殺対策を促進するNPOです。対話法研究所との協働でコミュニケーション理論〈対話法〉を公式導入した「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」を道内各地で開講しています。北海道で暮らす一人ひとりが、自分の大切な人を自殺から守ることができるようサポートしています。


自殺対策業界全国初〈対話法〉導入

SPbyMDは、2019年2月17日〈対話法〉を組織として導入致しました。組織として〈対話法〉に取り組むのは、SPbyMDが全国2例目。自殺対策業界では全国初となります。

 

〈対話法〉とは、群馬県桐生市に所在する対話法研究所の所長:浅野良雄氏が考案したもので、従来からある傾聴・共感、事実確認などの技法と比べて、矛盾点が少なく一貫性のあるコミュニケーション理論です。これは、心理カウンセリングの基本的技法の一つである「相手の話の聞き方」(いわゆる傾聴技法)などを基にして、さまざまな立場や役割の人々が、あらゆる場面で使えるように極限まで簡略化されたものです。

 

〈対話法〉と確認型応答の特徴

■〈対話法〉は、相手の話を「聴く」だけでなく、意見や質問も含めて、聞き手の考えや気持ちを伝えることも重視します。

■確認型応答は、とかく違和感をもたれやすい「繰り返し」や「オウム返し」ではありません。

■傾聴や共感は心の中の動きなので目に見えませんが、確認型応答は、目に見える具体的な「行為」なので、コミュニケーション教育における指導や評価が容易になります。

(対話法研究所:http://www.taiwahou.com/

団体名とマークの由来

SPbyMDの旧公式ロゴマーク
SPbyMDの旧公式ロゴマーク

SPbyMDは、Suicide Prevention by Media Designを略したもので「メディアデザインを用いた自殺予防」という意味です。当団体は、北海道情報大学でメディアデザインを専攻していた創立者の内田貴之氏が、メディアデザインを活かして自殺予防の普及啓発に取り組むべく、創立した団体です。それが最も始まりの創立の経緯です。

SPbyMDの現行公式ロゴマーク
SPbyMDの現行公式ロゴマーク

ロゴマークについて、幽霊・おばけ・天使といった誤解を受けることの多いデザインですが、正体は「クリオネ」です。空港のお土産コーナーなどで、クリオネがパッケージのデザインになっている様々な北海道のお菓子を見ました。なるほど、クリオネには「北海道らしさ」を表現できるのですね。そこで、私たちの組織も北海道を重点にやっているので、「クリオネ」をマークとして採用しました。「北海道の自殺予防団体なんだろうな」とイメージしていただけたら幸いです。

夢を叶える

みなさんは、"叶えたかったけど諦めていた将来の夢"を心に抱いていませんか?「小学校の頃は漫画を描くことが大好きで将来の夢は漫画家だった」「パソコンを教えるのが好きなのでパソコン教室のインストラクターに憧れていた」「自分の英会話力を活かして社会貢献がしたかった」などなど、SPbyMDには"叶えたかったけど諦めていた将来の夢"を心に抱いているメンバーが集まっています。そしては、SPbyMDはメンバー一人ひとりの「夢を叶える場でありたい」という想いを強く持っています。みなさんの夢、SPbyMDで活かして自殺予防活動に転じてみませんか?

札幌市厚別区民センターにて開講した講習の風景
札幌市厚別区民センターにて開講した講習の風景